今年は韓国でドローンサッカーの世界大会(FIDA)が開催予定ですが
中国でも(FAI)の大会が開催予定です。
YouTube チャンネル「99 Drone Soccer 無人機足球教學課程」は、中国・香港のドローンサッカー普及団体(DNT FPV/香港無人機總會)によって運営されています。
「99 Drone Soccer 無人機足球教學課程」がドローンサッカーと中国での大会について解説しています。
https://youtu.be/8OxjglgZYRk?si=Q52lYNhabe0wagoR
動画の中で前半はFIDA、中盤からFAIの大会について説明しています。
特に気になったのは機体審査の場面です。
木枠で作られた穴を機体が通るか通らないかで審査していますね。
こういった試合運営の場面も重要です。
あと参加チーム数が非常に多いようで、対戦表もかなり混み合っています。
ドローンサッカーは韓国のみならず中国での発展も目覚ましいですね。
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香港から学ぶ!ドローンサッカーの魅力とその広がり
近年、世界中でドローン技術が注目を集めています。その中でも「ドローンサッカー」という新しいスポーツが、教育現場や地域のイベント、そして国際大会を通じて急速に広がっています。このスポーツは、単なる技術体験を超え、人と機械が協力する「ヒューマンマシン」教育の実践的な場にもなっています。
今回ご紹介するのは、中国・香港で活動する講師が、自らの体験をもとに語った**ドローンサッカーの普及活動とその意義**についての話です。動画では、初心者でも楽しめる仕組みや、国際的な取り組みについても触れられており、日本でこれから始める方々にも参考になる内容がたくさん詰まっています。
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■ きっかけは2018年の韓国大会
この講師がドローンサッカーに初めて触れたのは、2018年、韓国で開催された大会でした。現地の選手やスタッフと交流しながら、競技のルール、訓練の方法、さらには大会運営の仕組みを学ぶことができたそうです。この経験を通じて、「ドローンサッカーを香港にも持ち帰りたい」という思いが芽生えました。
特に印象的だったのは、トレーニング専用の練習場(彼らは“チケット”と呼んでいる)が整備されており、選手が安全に学べる環境があったことです。人と機械の接触を最小限にするために、カゴ型の機体が使われている点なども非常に参考になったと語っています。
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■ 教育との連携:学校導入がカギに
2019年以降、香港ではドローンサッカーを「教育」として取り入れる動きが進みます。特に2022年6月には、無人航空機(ドローン)を活用したフットボール競技が正式に教育プログラムの一部として採用されるようになりました。
この背景には、ドローン操作や工学の知識だけでなく、チームワークや空間認識能力、判断力を同時に鍛える教育ツールとしての価値が評価されたことがあります。特に中高生に向けた教材として、「無人機フットボール」としてのドローンサッカーが注目されており、カリキュラム化される動きも進んでいます。
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■ 初心者も安心:安全性と学びの工夫
講師は「ドローンサッカーは初心者でも安全に楽しく始められるスポーツだ」と強調しています。特にカゴ型のプロペラガードを備えた専用機体は、衝突による怪我のリスクを最小限に抑えており、学校や公共施設でも安心して導入できます。
また、初心者が操作に慣れるまで時間がかかる点にも配慮がされています。例えば、ゴーグル型のFPV(First Person View)カメラを使ったトレーニングが用意されており、視界や感覚の違いを実際に体験しながらスムーズに習得していくことが可能です。
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■ 国際大会と香港の挑戦
2025年には韓国で世界大会が予定されており、講師は香港からも選手団を送り込む計画に参加しています。香港ではすでに大小さまざまな大会が開催されており、中国本土や韓国、アメリカとの連携も進んでいます。
たとえば、中国本土では「バーミングシングル」と呼ばれる教育委員会公認の大会が実施されており、ここで得られる経験は学校教育やキャリア教育にもつながっています。香港でも、宇宙飛行や人工衛星のコンセプトと結びつけたテーマ型の大会など、ドローン技術と学問を融合した新しい形のスポーツ教育が生まれています。
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■ 世界のルールを学ぶことの大切さ
国際大会に出場するには、当然ながら国際ルールを理解することが重要です。講師はこの点について「国内だけでなく、海外のルールにも早くから慣れておくことが必要」と述べています。
香港では韓国や中国のルールに合わせた競技モデルを取り入れており、オンラインでも機体を購入したり情報を得る仕組みが整いつつあります。今後は日本の選手や指導者も、世界標準のルールを学び、よりスムーズに国際大会へ参加できる環境を整えていくことが求められます。
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