香港メディアRTHKの「Hong Kong Today」に記事があったので要約と少し解説します。
近年、香港で新たなスポーツとして「ドローンサッカー」が急速に注目を集めています。子供から大人まで安全に楽しめるこの競技は、テクノロジーとスポーツが融合した未来の形として、教育現場や大規模なスポーツイベントで存在感を増しています。
ドローンサッカーとは? 基本ルールと魅力
ドローンサッカーは、特殊な球状のドローンボールを使い、アリーナ内でチーム対戦するスポーツです。基本は3対3または5対5で行われ、各チームは「ストライカー」と呼ばれる攻撃用のドローンを相手チームのゴールリングに入れることで得点を競います。試合時間は、前半3分、後半3分の計6分が一般的です。
とこの記事では言っていますが、通常「2セット先取で勝敗が来まる、最大3セットマッチ(Best of Three)」がより一般的です。
香港での驚異的な人気の高まり
香港では学校対抗のドローンサッカー大会が開催されており、その人気は年々拡大しています。初年度は操作が簡単な「クラスC」のドローンが導入されましたが、競技が安全で楽しいと評判を呼び、より多くの学校が参加するようになりました。今年の大会では、香港内だけでなく、深圳、広州、マカオといった広東・香港・マカオ大湾区からの参加も含め、91チーム以上が競い合いました。将来的には、アジア太平洋地域のチームも参加する国際的なイベントへと成長することが期待されています。
この記事がいうクラスCのほかにクラスA、Bがあります。おそらくFAI Drone soccer F9Aのサブクラスについて説明しているようです。
F9A-A(サブクラスA)は40cm球のブラシレスモーター機が戦う、非常に迫力があるものです。
F9A-B(サブクラスB)は20cm球のブラシレスモーター機によるスピーディーな試合です。
クラスCについてはまだ公式ルールに掲載されていませんが、おそらく20cm球のブラシモーター機と思われます。
気圧センサーもあり小学生が参加しやすいものです。
それにしても91チームは驚くほど多いですね。三つのクラス合わせてと思いますが、大会運営をどのように行ったのか気になります。何日かかるのだろう。
観客にも優しい「アリーナ競技」
ドローンサッカーが他のエアスポーツ、例えばFPV(一人称視点)ドローンレースと一線を画すのは、その「分かりやすさ」です。FPVレースが広大な敷地を必要とし、観客がルールを理解するのに時間がかかるのに対し、ドローンサッカーはアリーナ内で完結します。観客は「ボールがゴールに入る」というシンプルな光景を見るだけで得点を認識でき、直感的に試合の興奮を味わうことができます。この手軽さが、多くの人々を引きつける大きな理由です。
まさにその通りですが、日本においてはさらに「無線の免許がいらない」というメリットがあります。
FPVドローンレースはアマチュア無線などの免許が必要です。
これは映像の伝送で使用しますが、ドローンサッカーでは映像伝送の必要がないため
電波に関する免許不要です。このため小学校などで実施しやすいですね。
つぎに、屋内であれば日本の航空法も関係なくなるので、FPVドローンレースと比べると
始めやすいものですね。
スポーツ・レジャー・エキスポで体験しよう!
「スポーツ・レジャー・エキスポ」では、一般の人々がドローンサッカーを体験できるアリーナが設置されます。参加者はストライカードローンを操作し、1分間に10ゴールを決めるチャレンジに挑戦でき、才能あるプレイヤーとして認められるチャンスがあります。このイベントは、若者たちにスポーツとテクノロジーへの関心を持たせることを目的としています。
情報源について:この記事は、香港の公共放送局であるRTHK(ラジオ・テレビ香港)のニュース番組「Hong Kong Today」で放送された内容を基に作成されました。RTHKは、香港における主要な情報源の一つとして、信頼性の高いニュースや多様なプログラムを提供しています。