CrewConcept Drone LabのYoutubeチャンネルによると、
アルバカーキ航空アカデミーが航空業界の就職に強い生徒を育成するため
ドローンサッカーを取り入れたという。
https://youtu.be/wCB7eSfgP4M?si=n90ZZWhCK6QNhEBi
この動画はドローンサッカーというスポーツへの挑戦がSTEM教育と生徒の将来にどのように役立つかを解説しています。
【海外事例】未来のパイロットはドローンサッカーから生まれる!アメリカの航空アカデミーに学ぶキャリア形成
アメリカ・ニューメキシコ州のアルバカーキ航空アカデミー(Albuquerque Aviation Academy)で、ドローンサッカーが単なるスポーツの枠を超え、未来の航空業界を担う人材を育てるための画期的な教育プログラムとして注目されています。今回は、このアカデミーの取り組みから、ドローンサッカーが持つ新たな可能性についてご紹介します。
サッカーと魔法の世界の融合?アカデミーのドローンサッカー
このアカデミーのドローンサッカーは、ルールも本格的です。サッカーと同じように「ストライカー(フォワード)」と呼ばれる攻撃専門のドローンが1機だけゴールを狙うことができ、他のドローンはディフェンスやサポートに徹します。まさにチーム一丸となって、1つのゴールを目指す戦略的なスポーツです。
このプログラムは主に中学生を対象としており、経験豊富な高校生がコーチやメンター、さらには審判役として彼らを指導します。
なぜドローンサッカーが教育に?
アカデミーの航空責任者であるローレン・チャベス博士は、ドローンサッカーを導入した目的を次のように語ります。
「中学生たちが航空分野へ興味を持つきっかけになります。ドローンの組み立て、操縦、修理、そしてチーム内でのコミュニケーションまで、生徒たちはそれぞれの役割を果たしながら実践的に学ぶことができるのです。」
面白いのは、使用するドローンがあえて安価なモデルである点です。高性能なドローンとは違い、繊細なコントロールやバッテリー残量の管理、プロペラが壊れた際の修理など、より高度で実践的なスキルが求められます。この経験が、生徒たちの技術を大きく向上させるのです。
リーダーシップを育み、未来のキャリアへ
このプログラムは、中学生だけでなく、指導する高校生にとっても貴重な学びの場となっています。後輩に教える経験を通じて、自然とリーダーシップやコミュニケーション能力が養われます。コーチ役の高校生は、「人に何かを教えたり、仕組みを見せたりするのが好きです。」と語っており、指導者としてのやりがいを感じています。
アカデミーでは、ドローン操縦士の商用ライセンス取得もサポートしており、これが航空業界への直接的なキャリアパスに繋がっています。現在、航空業界は深刻なパイロット不足に直面しており、このアカデミーの卒業生は即戦力として期待されています。
実際に、多くの生徒が高校卒業後すぐに航空業界でのキャリアをスタートさせています。一般的なアルバイトではなく、空の仕事でプロフェッショナルとしての第一歩を踏み出せるのは、このアカデミーならではの大きな強みです。卒業時には、ドローンだけでなく、飛行機や熱気球のパイロットライセンスを手にすることも可能だというから驚きです。
まとめ
アルバカーキ航空アカデミーの事例は、ドローンサッカーが持つ計り知れない可能性を示しています。スポーツとしての楽しさはもちろん、次世代の航空人材を育成するための優れた教育ツールとなり得るのです。
日本のドローンサッカー界においても、この事例は大きなヒントを与えてくれるのではないでしょうか。子供たちの未来のキャリアを育むという視点を取り入れることで、ドローンサッカーはさらに発展していくに違いありません。
個人的には動画の中のゴールリングがすごくかっこいいです。
どうやって光っているのでしょうか?
割れないのでしょうか。気になります。