RadioLink製球体ドローンが発売
現在Aliexpressで、個人輸入可能です。
RadioLinkとは
RadioLink(RadioLink Electronic Limited)は 2003年創業の中国メーカー で、RC送信機・受信機・フライトコントローラ・GPS・ドローン関連電子機器を開発・製造している企業です。
2025FAI 世界ドローンサッカー選手権でも、RadioLinkは送信機のメーカーとして様々な製品を展示していました。
40cm球と20cm球を発売しています。

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(40cm球)
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(20cm球)
LDZ-A40は40cm球です。
LZD-B20は20cm球です。
販売内容を見てみましょう。
40cm球セット内容
LDZ-A40は40cmの機体のみと送信機がセットになったRTF(Ready to Fly)があります。
まずは機体を確認
機体重量:984.8g(付属バッテリー含む)
機体直径:402mm
モーター:ブラシレスモーター SZ-SPEED 2207.5-1950KV
ESC:RadioLink 80A 4-in-1 ESC
受信機:R16SM
LED:付属、40LED 7色
プラグタイプ:XT60
驚異的な軽さと飛行時間
RTFセットの付属バッテリー(Tattu R-Line Version 5.0 1400mAh 6S 150C)も222gとかなり軽量です。
すると機体重量は762.8ということになります。
いくら軽いと言っても1400mAhの容量で試合3分間の飛行が本当に可能でしょうか?
スペック表では飛行時間は5分から10分と書かれていますが、にわかに信じがたい表示です。
長時間飛行を可能にする工夫
次のような工夫により飛行時間と機動性を確保していると考えられます。
- 軽量カーボンフレーム
- 1950KVモーター
- 最適化されたセッティング
搭載されているSZ-Speed 2207.5 1950KVのスペックによるとGemfan51466プロペラを使用した場合、
モーター出力が30%の状態で1,055.2gの揚力が見込めます。
機体重量が984.8gなので、モーター出力30%以下でホバリングできてしまう性能があります。
ESCの破損を抑える設定がされているでしょう
ESCは80Aの出力があります。
モーターは4つなので、モーター1つの消費電力は20Aに抑える必要があります。
スペック表から70%出力で25.48Aとなってしまいます。
モーター4つで100Aを超えてしまい、ESCが燃えてしまうでしょう。
ということは、RadioLinkは60%出力程度に抑えられているはずです。
60%出力でもモーター1つで961.8gの揚力が見込めるため
モーター4つで離陸重量の4倍の揚力が見込めます。
カーボンフレームの耐久性は未知数
これだけ軽量の機体を、高い揚力とパワーで操縦すると
衝突時にかかるカーボンフレームへの衝撃も凄まじいと考えられます。
いくらカーボンフレームと言っても墜落などで折れる可能性もあり、
操縦技量が問われる製品かもしれません。
スペック表示の注意点
Applicable Level(適用レベル)に 書かれているF9A-AはFAI(国際航空連盟)の競技クラスです。
一方、Class40はFIDAの競技クラスです。
しかし実際にはFIDA Class40には使えない可能性があります。
その理由はFIDAは各国の支部から購入した正規品でないと出場できない可能性が高いためです。
これらはビジネスとして既得権益を守ることが重視されているので、FIDA Class 40に出場できない可能性もあります。
FIDAやその傘下の日本ドローンサッカー連盟の公式戦に参加をご検討の方はご注意ください。
FAIの適合についてはFAIのルールブックをしっかり確認しましょう。
FAI機体重量制限は1.2kg(1200g)なので、この機体重量はバッテリー込みの重量であると考えられます。
スペック表には「離陸重量」(TakeoffWeight)と書かれていますが、十分確認が必要です。
参考:他社メーカーであれば通常バッテリー無しで800g以下です。
RTFセット内容
機体、送信機(T12D)、機体バッテリー(LiPo 6S, 1400mAh)、送信機用バッテリー、機体バッテリーバランス充電器、送信機バッテリー充電器&ケーブル、ラチェットレンチ、六角レンチ、USB TypeC ケーブル、フックとバネ(送信機のカスタマイズ用・ニュートラルやモード切替用)、梱包の段ボール
写真や記載から以上となっています。
内容は至れり尽くせりなので、充電と送信機の接続ができればすぐに使用できそうです。
価格
LDZ-A40のRTFパッケージは2026年1月3日現在92,577円(定価)が78,690円となっています。
これだけのセットでこの価格は安いと思われます。
LDZ-A40はBETA FLIGHTじゃない?
RadioLinkはオリジナルのソフトウェアを開発しています。
写真からすると、Beta Flightではなく、Ardupilotではないかと思われます。
設定方法が異なるので注意が必要ですね。
ラジオリンクジャパン合同会社に当投稿を確認していただいたところ、
Ardupilotの高度な設定機能により、
「高度維持機能、初心者に対する友好性から言いますとArduPilotの方がベター」という返答をいただいています。
※場合によってはBETAFLIGHTをインストールした状態での出荷も可能とのことです。
詳しくはラジオリンクジャパン合同会社にお問い合わせください。
20cm球のセット内容
LDZ-B20のセット内容も40
機体重量:290g(高い確率でバッテリー込み重量)
機体直径:218mm
モーター:ブラシレスモーター SZ-SPEED 1505-3150KV
受信機:R16SM
LED:付属
プラグタイプ:XT30

スペック表の注意点
F9A-Bに適合しているスペックですが、F9A-Bは5VS5ではなく3対3で対戦するカテゴリーです。
5対5はFIDAです。
便利な運搬バッグ付き
RTFセットの最大の特徴は運搬バッグ付属というところです。
20cm球と送信機が入ります。充電器も入りそうですね。
LDZ-B20はBETAFLIGHTで調整
LDZ-B20はA40と異なりBETAFLIGHTで調整します。
LDZ-B20の価格
LDZ-B20のRTFのセットで59,057円です。
ブラシモーター機からのステップアップに
LDZ-B20はブラシレスモーター機です。これまでSkykickなどブラシモーター機で練習していた方がパワーやスピードのあるブラシレスモーターに挑戦するにはとても良い機体だと思います。
RTFのセットは必要なものがそろっていることも挑戦しやすいですね。
ところで技適は
40cmも20cmもRTFセットにはRadioLink 12-channel transmitter T12Dが付属しますが、技適はどうなんでしょうか?
この技適については、ラジオリンクジャパン合同会社により当記事を確認をいただきました。
「RadioLinkの製品はT12D含めて送信機9型番と受信機18型番はすでに認定済です。
ただし、このLDZシリーズ2製品に付属する受信機R16SMはまだ技適を取得していません
他の受信機と交換するなどの対応が必要です。」とのことです。
受信機の技適というのはバッテリー電圧などの「テレメトリー」をプロポに送信するための電波のためです。
技的にご心配な方はRTFではなく機体のみを購入し、
国内販売のT12Dは技適取得済み製品を別途購入、
技適のある受信機に交換する方法もあります。
例えばR12DSMなどはどうでしょうか。
まとめ:勝つための機体、RadioLink LDZシリーズ
2025 FAI WDSCで表彰台に立ったチームはF9A-A(40cm球)で6Sバッテリー、F9A-B(20cm球)で4Sバッテリーを使用していました。
しかしながら、これらのバッテリーに最適化された機体を自作し、調整することはとても難しく
パーツ選定やESCなどの破損などから多くの費用が必要となるでしょう。
RadioLink LDZシリーズであれば、強力なモーターやバッテリーに最適化されています。
LDZ-A40は高度維持機能などの初心者向け機能もあり、はじめからこの強力な機体で練習できそうです。
まさに「勝つための機体」が日本国内でも購入できるようになったことで、日本国内のF9A競技はより高い次元に向かうことでしょう。
※当投稿はラジオリンクジャパン合同会社によりレビューいただきましたが
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あくまで客観的な視点で紹介しています。

AliexpressでLDZ-A40が再販されていました…
AliexpressでLDZ-A40が再販されていました。
フレームなどが改良されているようです。
合わせて掲載写真や説明なども正しいものに変更されていることを確認しました。
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